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【まとめ】3歳から始める欧米式お金の英才教育|川口幸子

■ この記事の対象者

・0〜6歳の子どもがいるママ・パパ
・子どもにお金の教育をしていきたいと思っている人
・自分自身の金融リテラシーを高めていきたい人

この記事では

  • なんで小さいころからお金の教育が必要なの?
  • お金の教育は何から始めればいいの?
  • どんな力が身に付くの?

といった疑問に、「子どもの視野が驚くほど広がる!3歳から始める欧米式お金の英才教育|川口幸子」を参考文献にしてお答えしていきます。

「お金の教育はバッチリ実践してます!」
というご家庭の方が少ないのではないでしょうか?

ぜひ最後までお読みいただき、お金の教育に関するポイントをサクッと理解してみてください!

かない

本書では子どもが「就学前〜高校生」それぞれの段階の実践例が記載されています!が、今回は「就学前」にフォーカスしています。

小さいころからお金の教育が必要な理由

お金の教育が必要は理由は以下の3つです。

  • 自分の人生をコントロールできるようになるため
  • 人生をより豊かにしていくため
  • 子どもの視野を広げるため

「お金と欲求のコントロールができる」というのは、すなわち「自分の人生がコントロールできる」ということです。

お金の「使い方」「貯め方」「守り方」を覚えることにより自分の人生をより豊かにすることもできます。

また、「働き方」にも

  1. 従業員
  2. 自営業
  3. ビジネスオーナー
  4. 投資家

などの種類があります(参考:金持ち父さん貧乏父さん)。

このような働き方の根本的な違いを知っておくことは子どもの視野を広げ、希望する将来像にも大きな影響を与えることになります。

3歳からやっておいた方がいい5つのお金の教育

おこづかいは交渉で金額を決める

子どもにあげるおこづかいは「交渉」で決めるようにします。すべてを「交渉で決める」というのがお金の教育の基本です。

「◯年生だからいくらを渡す」という方式では

  • 年齢が上がればお金も多くもらえると、子どもが勘違いする
  • 「お金の大切さ」を認識できなくなる

などのデメリットがあるからです。

なので、おこづかいに関しては

  • いくら必要で、
  • その理由は◯◯である
  • だからこの額のおこづかいをいつまでにほしい

という流れで子どもとコミュニケーションを取ることが大切です。こうした「交渉」を行うことで得られるメリットもあります。

■ 交渉 を行うことで得られるメリット

・自分の意見を上手に伝えることができるようになる
・傾聴が得意になる(交渉するためには相手の話もよく聴く必要があるため)

以上の理由から、おこづかいは年齢で決めるのではなく「交渉」で決めるようにします。

おこづかいは、年齢ごとに増額しないこと

貯金箱は2つ用意する

お金を貯めるときに使う貯金箱は2つ用意してあげます。

それは

  • ひとつは、「自分のため」
  • もうひとつは、「誰かのため」

の2つに分けられるようにするためです。こうすることで、ただ貯めるだけではなく「何のために使うのか?」と目的を持った貯め方ができます。

「誰かのため」の貯金箱を用意することにより

  • 友だちに何かプレゼントをする
  • 寄付をする

など自分と社会との繋がりを感じてもらうこともできます。

貯金をするための貯金箱は「自分用」と「誰かのため用」の2種類を用意してあげるようにしましょう。

自分だけでなく「誰かのため」に貯めることも大切。

子ども名義の銀行口座を作っておく

できるだけはやいうちに子ども名義の銀行口座を作っておきます。

今はネット銀行などで通帳を持たないことが多いですが、できれば通帳を持たせるのがオススメ。

通帳をめくりながら過去を振り返ったり、貯まっている金額を確認することができるからです。

そして、子どもには

  • 銀行とはどんなところか
  • なぜ銀行が必要なのか
  • 金利の仕組み

などを説明してあげるとよりベターです。

銀行口座を作って、リアルな通帳も持たせてあげること

オンラインゲームで学ぶ

子どもがゲーム好きなら、お金(資産運用)についてもゲームで楽しく学ぶことができます。

「ファイナンスらんど」ではゲームを通して「税」や「財政」について学べます。財務省ってこんなページも作っているんですね…!

「トレダビ」は架空のお金を使った株式トレードができます。あくまでも架空の取引なのでリスクはありません。

ゲームを通してお金について勉強するのもひとつの方法です。

お金についてもゲームで勉強する時代。

子どもとお金の話をする

子どもと「お金」の話を日常でどんどんしていきましょう。

普段から家族内でお金の話をしているのが、結局は一番のお金の教育になるからです。

  • お金の価値や仕組み
  • お金は限りある資産であること
  • 困っている人を助けることもできるということ

などもキチンと教えてあげます。

子どもが小さいときからお金の話をしておくことで、お金に視野を広げることができます。

子どもとお金の話をすることが、一番の教育になる。

お金の教育で身に付く3つのこと

お金の教育で身に付くことは、以下の3つです。

  • 我慢できる思考が身に付く
  • かしこい消費者になれる
  • コミュニケーション能力が身に付く

もう少し詳しく解説していきます。

我慢できる思考が身に付く

お金の教育により「我慢できる思考」を身に付けることができます。

なぜなら「なぜお金が必要なのか?」という目的を考えさせているからです。

おこづかいをあげるときに

  • おこづかいはいくら必要か
  • その理由は何か
  • だからいつまでにほしいのか

という交渉をしているため、お金が必要な理由が明確になっています。そのため、目の前にほしいものがあっても我慢する思考ができるのです。

大切なのは「我慢しなさい!」ではなく

なぜ我慢する必要があるのか?という「我慢をするための思考」を育てること

がお金の教育においては大切です。

かしこい消費者になれる

お金の教育により「かしこい消費者」になることもできます。

それは「ムダな使い方をしなくなる」からです。

「お金は有限」であり「高いものを買うにはたくさんのお金が必要」だと理解できるようになるため

  • 本当にそれは必要か
  • もっと安いものはないか
  • より良いものはどれか

といった心構えが身に付きます。

目の前のものを欲しがるだけでなく、きちんとよいものを見定めることのできる「かしこい消費者」になることができます。

コミュニケーション能力が身に付く

お金の教育により「コミュニケーション能力」も身に付けることができます。

おこづかいの交渉で「交渉術」が磨かれるからです。

自動でおこづかいの金額は上がらないため、

  • 自分の意見をはっきり言う
  • 質問をする
  • 人の話をきちんと聴く(傾聴)

といった能力がないとおこづかいをあげることができません。これらの能力が上がれは、コミュニケーション能力も自然と身に付けることができるのです。

まとめ

この記事では

  • 小さいころからお金の教育が必要な理由
  • 3歳からやっておいた方がいい5つのお金の教育
  • お金の教育で身に付く3つのこと

といった内容をお伝えしてきました。

「すぐにできること」もあれば「今はちょっとむずかしいかも…」といった内容もあったかと思います。

今すぐできるのは、やはり「普段からお金の話を家庭でする」ことではないでしょうか?

「お金の話は下品!」といったマイナスなイメージではなく「お金は手段、誰かを助けたり幸せにすることもできる」というプラスなイメージを伝えていければいいかと。

引き続きこのブログではお金の教育という視点でも記事を書いていこうと思います!

かない

中学生・高校生のお金の教育について詳しく知りたい方はぜひ本書をお読みください!

子どもの視野が驚くほど広がる! 3歳から始める欧米式お金の英才教育
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